芝桜富士

『芝桜富士』誕生前、栗バヤシと雑木林、どこにでもある山でした

 芝桜が植えられる以前、
現在の5合目(平地)は、栗バヤシで下草が多く生えていました。
(6合目~山頂の富士は、雑木が生い茂る普通の薄暗い山でした。)
 樹齢50年を超えた栗の老木は、時を追うごとに台風などで頻繁に折れるようになりました。
栗の木は減る一方、秋の栗拾い、夏の折れた木・冬の落葉やイガの片付け、下草刈りももういい・・・
 2006年ごろ平地の栗の木は伐採、木の株や根・下草をコツコツ除去して畑にし、そこに芝桜をほんの少しだけ植えました。そのうちに畑一面に植え付け、5合目より下の斜面にも植え付けました。
めぼしい場所がなくなったので、思い切って富士部分の雑木を伐採、土の掃除をし斜面を整えてそこにも芝桜を植え付けました。2015年冬には登山ルートを一部変更し、山頂付近と登山道より南東側斜面一部に植え付け範囲を拡大しております。春には芝桜富士山頂に『芝桜の雪』が昨年にも増して降ることと思います。
2015年現在、9年という歳月をかけ今の姿に至っています。


『芝桜富士』はまだ未完成、今も整備拡大中。山頂からは瀬戸内海が

 『芝桜富士』はまだ未完成、整備拡大中です。毎年変化しているので変化の過程も楽しめます。
また当園はコンパクトながらも高低差と変化に富み、大庭園とはまた違う芝桜を楽しむことができます。
園内の歩道は大部分広めにとっており、ベンチを多数設置してあります。
どうぞごゆっくり芝桜をお楽しみ下さい。

 体力に自信がない方もぜひ、5合目(平地)までは登ってみて下さい。
十分に芝桜の風景に包まれることが出来ると思います。
健康体の方は是非山頂までどうぞ。
山頂からは瀬戸内海まで眺望が広がり、天気のいい日は小豆島も見えます。
お願い、お子様の保護者の方へ
 坂道を走ると転倒し、大怪我に繋がりかねません。
 お子様の管理については、保護者様、同伴者様の監督責任とし、
 お子様から目を離さないように、事故が起こらないように配慮してください。




(クリックで画像が大きくなります)

ようこそ^^『芝桜富士』 登山口です。 この子は芝桜富士マスコットの『くぬぎちゃん』です。よろしくネ芝桜、山小家とともにご来園ありがとうございます。ベンチを多数設置していますので、座って休めます5合目(平地)から山頂を望む芝桜はピンク以外にも多色です竹林の中に別登山道を整備中1年後はこうなりました。写真だと一瞬なのですが・・・芝桜富士、「山梨県側」といったところでしょうか6合目付近山頂からは瀬戸内海まで眺望が広がります山頂で腰掛けて、景色を楽しむのもいいですよ来園されたお客様から 『この花は何?』とよく聞かれるぼんぼりのようなかわいい花。ハーブ(タイム)の一種です離れたところからも、ピンク色の芝桜富士が見えます雪化粧した5合目。芝桜は寒さにも大変強いです

『芝桜富士』 名前の由来

 名無しの芝桜公園ではちょっと・・・。何かわかりやすいものを。
三角の斜面に植えられた芝桜・・・富士山にしよう。『芝桜富士』 の誕生です。
名前が決まってから山頂付近には富士山の雪に見立て、白色の芝桜を植え付けています。
(上の写真は白の芝桜を植える以前のものも)


そもそも芝桜とは?

 芝桜?「あぁ、知ってる!」「何それ?聞いたことない。初耳だなぁ」
知らない方、芝桜はとても美しい花なのです。4・5月には親指の爪程の大きさで桜のような形をした可愛らしい花をたくさんつけ、見る人々を楽しませてくれます。
芝桜は寒さや乾燥に強く、地面を覆いつくすように密生し、おまけに春には綺麗な花が咲く(返り咲きする品種もあります)ということでグランドカバーとして人気が高い植物です。
芝生のような植生と、桜のような花をつけることから芝桜と呼ばれるようになったようです。
樹木の桜と言えば淡いピンク色ですが、芝桜は一番有名なのが濃いピンク、他にも赤・薄いピンク、白、淡い青~淡い紫色と多様で目にも鮮やかな春を感じさせる花です。